丁抹よろず帖
北欧デンマークに在住のメンバーから、生活感溢れるデンマークをお届け
2008/02
23
落語と手話
ご無沙汰しています。
聾に絞って何か書こうと思っているとなかなかブログが書けず、仕事に慣れて一段落してから・・・と延ばしすぎですね。
ついにゆたかさんにも先を越され、ほぼ自然消滅か?という状態でしたが、また不定期で書いていきますよ?。
年末に日本に里帰りしていました。
日本の年末・年始は独特の雰囲気でとても懐かしく、すべてを満喫しました!
年末は総集編とか特選とかテレビ番組が楽しめますね。
夏に帰るとドラマは絶対見ないんです。若い俳優さんは知らないし、みんな同じ顔に見えてしまいます。(笑)
年末は人気ドラマを見ていなくても、最終回とか総集編でちょっと日本人の仲間入りできたみたいで嬉しいです。
そんな中、ある晩・・・とっても夜が更けた頃に落語の再放送にチャンネルが合いました。(笑)
海外に住んでいると、何故かこんな古典的なものでリモコンの指がピタッと止まります。
まぁ、年をとったということもあるんでしょうが・・・
子供の頃は特に意識していなかったけどテレビで見る機会が多かったのでしょうか、懐かしさと、あの頃にはよくわからなかった話の内容、落ちがわかって面白かったです。
さて、落語はよく2人の会話なんてものがでてきますよね。
見ているうちに手話通訳学校での授業をふと思い出しました。
通訳学校の1年目はベーシックコースと言って、主に手話の手ほどきから始まり、もう二度としたくない死ぬほど難しい手話の文法、聾の歴史などを学ぶんです。
(通訳のトレーニングは2年目からです。)
なんでそんなことを思い出したんだろう、と考えてみると、落語の見せ方というのは手話で話をするのと共通点があるからでした。
一人が2人の会話を表現するとき、ジェスチャーや顔の表情などを変えてAさんとBさんを表現します。これが手話でもキーポイントです。
頭の中で2人の立ち位置を決めてから話に入ります。
Aさんがしゃべる所は体や目線が左側を向き、Bさんが話すところは反対に右側。
私は当時このRolleの区別がすぐにできて褒められたんです(じまーん)
今思うに、もしかしたら、子供のころから見ていた落語のおかげで自然に理解できていたんじゃないかと思います。
扇子はいろんな物の表現に使われますよね。年末年始にコマーシャルでもそんなのがありました。
お箸になったり、電話になったり、扇子一つ持ち方や開き方、落語家のボディーランゲージなどで見ている側の想像力が広がります。
手話は物は使わなくても手や指、体、表情などなどいろんなことをいっぺんに表現して相手に理解してもらうんです。これはトータルコミュニケーションといいます。
一語に対する手の位置や読唇の為に単語を口にするだけで伝えるのではストーリーがなかなか解ってもらえません。
海外旅行に行かれた方や日本でも外国人に何か尋ねられた時に経験ありませんか?
言葉がわからなくても身振り手振りで何か伝えようとしたり、解らない時に大げさに顔の表情や手で「わかりません」と言って逃げ出しちゃったり・・・(笑)
ちょっと脱線しましたが、今度落語を見るときにお話だけじゃなく、じっくり表情や手や扇子、手ぬぐいの使い方なども見てください。きっといろんな発見があると思いますよ。
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![写真[0]](http://sns.egmont.jp/img.php?filename=t_766_1_1222000450.jpg&w=180&h=180)
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