丁抹よろず帖

北欧デンマークに在住のメンバーから、生活感溢れるデンマークをお届け
2007/02
11

留学と言葉



つい最近支援ネットのみなさんとのやりとりで留学と言葉について語る機会がありました。
さぁ、今日も長いですよ(笑)


デンマークへ移住する前は英会話講師として生徒に高校留学のための英語の猛特訓をさせたことがあります。英字新聞を読ませたり無理やり翻訳させたり、よく鬼と言われました(笑)でもこれは高校で2,3年のクラスにポンと入って現地の高校生と対等に授業を受けるのには大切な下準備でした。

高校留学は勿論英語が話せるようになることが目的ですが、高校の授業やホストファミリーとの生活を通して英語が話せるようになること、そしてその国の文化や歴史を学んだり、人との交流を通して人間観、相互理解、人生観、新しい自分や可能性をみつけ成長することに大きな意義があります。
そこに至るまでというか、帰国するまでにカルチャーショックや言葉の壁など落ち込んだり挫折することは山ほどあります。最初のうちはほぼ毎日カルチャーショックや自分の言葉のできなさに情けなくなったりします。



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以前ちょっと書いたことがありますが、どこに留学するにしても、海外留学はかっこいい、とか、海外に住んでみたい、っていう動機だけでは不十分です。
留学してみたいなぁ、と思えるのは素敵なことです。
そう思ったらいろいろ調べたり、自分が何をしたいのか、しっかり目標を立てること。その上での留学は得るものが大きいです。

デンマークのホイスコーレのような所への留学は、語学留学とは別の動機があると思います。例えば、デンマークの福祉制度、障害者の生活、Grundtvigについてなどなど。
興味・目的が定まるのはいいことですね。 問題は、どうやってそれを学ぶかです。





「あまり英語が話せないけど大丈夫かしら?」





留学は勿論、定員に空きがあって申請をしてお金を払えば大体入学できますが、私自身の体験、他の人の体験を通じて言ってしまうと「そんなに大丈夫じゃありません」

現地にいって生活してればなんとかなる、話せるようにもなる、とよく聞きます。
なんとかはなります。親切に助けてくれる人も沢山います。言葉も初めの頃よりは聴き取れたりちょっと話せるようにはなります。(個人差はありますよ〜)
要は限られた期間の留学でどれだけクオリティーの高い留学内容・生活ができるかだと思います。





このタイプの留学は授業の他に、人との交流に大きな意義があります。
そのためにはお互いを理解する「言葉」が必要です。
デンマーク人は英語を話すのが好きなので英語ができれば友達作りはずいぶん楽です。
「デンマーク語語学留学」でない限り、留学生が前もってデンマーク語の勉強をしてくる、とは思っていませんから。(笑)





でも英語もろくにしゃべれない、理解もできない状態でやってきたら・・・一体何の為にやってきたんでしょう?

デンマークの授業形式はグループ活動やディスカッション形式が多いです。そのなかでクラスメートの意見がわからず、自分の意見も言えずでは参加するのにどういう意義があるのでしょうか?
「そういう雰囲気を味わいたいんだ」というのなら体験入学とか観光でいいかもしれません。




英語力0に近い状態で来る人は、英語ができる人が学校初日から得られるものを逃してとっても損です。連絡事項すらわからなくて周りの人に「今なんていったの?」なんて頼っていたらなかなか進みません。わかるようになったころに帰国することにもなりかねませんね。

例えば、「福祉を学びたい」と目標をもったら、まず日本の事情はどうだろう、とか、福祉に関する専門英単語などの下調べはすませておくべきだと思います。
デンマークのことに関しては照さんのお言葉をおかりして、「デンマークの福祉や生活については、豊さんが書いてることや、支援ネットワークに書かれていることで十分に勉強になると思います。ヒロ君もすごくいい事を書いてくれています」(照さん、お借りしました。m m )




こういう下調べがこっちに来てディスカッションの時に生かされます。大概「日本はこれについてはどうなの?」ってふられることが多いですよ〜。
英語が分かればそこからデンマーク語の単語などを質問することも簡単になってきます。


今日はもしかしたら辛口意見です、が、これから留学を、と思われてる方はちょっと英会話もお勉強してみてはいかがでしょうか。

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