丁抹よろず帖

北欧デンマークに在住のメンバーから、生活感溢れるデンマークをお届け
2006/08
26

子供の未来が危ない!



デンマークの福祉が変わり始めてる。

福祉重視の社会党政権から今の自由民主・資本主義っぽい政権になって5年。いろいろ法律改正されて各市は予算削減せざるをえない状況。
福祉リフォーム、教育リフォーム、市政リフォーム・・・日本が崇拝する福祉大国とはかけはなれた法案がバンバンでてきてる。




9月には娘の加盟してる聴覚障害者団体でこれについてのオリエンテーションの夕べがある。今まで普通に障害者にいろいろ援助されていたものがこれからは制限されるという予想。

火曜日は市会議が提案している内容についてのオーフス市のペダゴッグ全員への緊急会合だった。
来週水曜日はオーフス市で雇用されているすべての職種の「公務員(ペダゴッグも市の職員の一つ)」の総合会合もある。もういいかげんにしてくれ!状態なのだ。

子供関係のオーフス市の提案では、

1施設の子供の数を増やす、
1施設のペダゴッグの数を減らす、
学童保育、青年クラブ施設を排除してすべてを各小学校のもとの施設にし、遊びよりも宿題を助けることを優先する施設へ(そうしたら私はペダゴッグにはならない!)
施設を合併させ経営費を抑える
などなど、全て「お金」が理由のものばかり。
長年続いてきたデンマーク特有の長所、人権・情操教育・生活の価値などそっちのけのものばかりである。
http://www.bupl.dk/


予算削減は毎年行われて去年もおととしもデモンストレーションやネットでの署名集めがされてるにもかかわらず、去年オーフス市長が社会党に戻ったにもかかわらずこんな法案ばかりが出ざる負えない状態。


水曜は午後4時から1時間市庁舎の前で親が中心となった大規模なデモンストレーションで市会議に対して「いいかげんにせーや!」と抗議した。遅番だったので到着した時はもうすでに終わっていたけどまだ多くの親や子供達が「私の子供を裏切らないで/がっかりさせないで」と書いてある黒旗や「Drop Det!=やめろ!」と書いてある黄色の風船を持って立ち話をしていた。
ある新聞によると約2000人集まったそう。おととしのデモンストレーションよりは少なくてちょっとがっかりした。



この法案が通るとペダゴッグの数が減り、子供一人一人のケアができなくなる。子供の個性を尊重したケアからグループ中心のノルマを教えるだけになる可能性が大きい。
本当にそのような日がきた時は私はペダゴッグとして働かないと思う。

これから実習を通して具体的に私やペダゴッグが重点を置いてる仕事内容を紹介していこうと思います。

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