3月3日から10日までの一週間Aesthetic の授業でオーフス市の西にある Brabrand という町の小学校での校内装飾活動がありました。
この町には70年代経済発展中にデンマーク人だけでは人手が足りなくてにデンマークに呼ばれた「ゲスト労働者」、主にトルコからの移民、その後は政治的難民や戦争から逃れてきた難民が市から送られたような形で大きな団地に集中して住んでいます。
難民が増えるにつれてデンマーク人がその地区から減ってしまい、今ではそこの小学校は100%移民難民で教師だけがデンマーク人主体です。
デンマーク人の生徒がいないため、生徒はデンマークで生まれても親の母国語で話をしています。最近では市がその地区の子供を分散させて他の小学校へ通わせる計画がたてられ討論が活発になっています。・・・でもこのブログでは政治の話はやめておきましょう。
私は93年から03年の10年間その地区からもうちょっと奥にはいったところの大きな学生寮に住んでいたのでバスに乗ればその地区を通っていくことになり、バスの中は異国の地でした。
中近東の人、アジア人、アフリカ人、デンマーク人、ヨーロッパ人、グリーンランド人、いろいろごっちゃまぜ。
匂いもごっちゃまぜ。・・・南ヨーロッパや中東の男性はデオドラントが強すぎるし、ソマリア人は家でのお香の匂いがプンプン。香水をつけないイスラムの女性が汗をかくと・・・ううう、たまらない。
人種も匂いも言葉もごっちゃまぜ。それでも日本人はなかなかいないもんです。
中近東の移民の子供がグループでたむろってよく問題をおこし、90年代はよく刺傷事件や強盗・ひったくり事件が起こって「危ない地域」というレッテルが貼られました。
髪をオールバックでバッチリきめ、金のネックレスやブレスレットをジャラジャラしてる。原付でブンブン飛ばすし、車はBMWで音楽ガンガンかけて走り回ってる。アメリカの黒人文化をコピーしているのでラップをかけている人もいるが、いかにも中近東の現代音楽っぽいのをかけている人もいる。歌い方、コブシがどうも日本の演歌と似てる・・・
・・・・私が中学時代くらいの「不良グループ」とか暴走族となんら変わりないぞ?
変なところで日本と中近東の共通点を見つけてしまった!
むしろ引っ越してから恋しいくらいです。
その地域の端には失業中の外人の職業トレーニングといいますか、自営業を希望の人の場所としてBazar Vest なる小さなお店が集まったセンターができました。
中に一歩はいっただけでもう異国の地を満喫できます。
個人的には私の子供時代の区画整理される前の吉祥寺商店街、ってかんじ。お店一軒が10平方メーターくらいのところにいろんな国の食品がある。ベトナム&中華食品店・・・昔の酒屋さんのような感じ。八百屋さんが一杯。ここではデンマークのスーパーでは絶対売っていない野菜が常時ある。
肉屋さん、雑貨屋、靴屋、いろんな小さなレストラン、カバブ、トルコの甘菓子屋。路地には小さなテーブルといすがあってアラブ人がタバコを吸いながら小さなグラスでお茶を飲んで話してる。あっちこっちで「やあっ!」って感じで挨拶して握手して話しこむ人たち、ガイガイ・ワヤワヤにぎやかです。
学生寮に住んでいる時は週末によく乳母車を押して散歩がてら新鮮で安い野菜や肉(豚肉は売っていませんヨ)、デンマークのスーパーでは買えない香辛料を買いに行きました。行ったらからなずおきまりでカバブを食べて腹ごなしにまた歩いて帰る。
そこから引っ越して2年以上経ち、足を運びたいけど地理的にいまいちでめっきりご無沙汰をしてしまいました。
先週の1週間はものすごくなつかしい気持ちでその地域に毎日通い、帰りはショッピングセンターで買い物をしたり、まだその学生寮に住んでいる友達の所に遊びに行ったりしました。
いつも耳に入ってくるのは問題が起きた時のニュースで。だからデンマーク人の中にはかなり偏見を持った目で難民を見る人がいるし、怖がって近寄らない人もいる。
勿論その逆の人も沢山います。
この1週間の装飾活動で初めて子供たちと話すことになる。
楽しみと緊張感一杯で初日にいどみました。
つづく
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