ゆたかとエグモント

デンマーク エグモント教員片岡豊によるWEB日記
2007/01
27

カーリンのこと



エグモントの副校長のカーリン(Karin)が50歳になった。その誕生日会が昨日、Lillesalen (小講堂)であった。家族、友人、同僚、理事会役員、知人など5−60人が招待された。

 カーリンがエグモントに採用された経緯をオーレ校長がジョーク一杯に話してくれた。要約するとこうだ。

 失業中のポールエリックが、新聞広告をみてエグモントに応募してきた。当時は、アイビンが校長をしていたが、面接の時に、カーリンが何をしているかに触れた。体育・ドイツ語などを学び、今は音楽大学に通っているとのこと。

 ポールエリックの採用はとりあえず据え置きで、まずカーリンが臨時職で採用されることになった。そして2−3ヵ月後にポールエリックも雇用されることになったとのこと。

 その後、アイビンに代わってオーレが校長の任に就いた。16年前のことだ。

 オーレが、最初の職員会議の後のパーティの場で、カーリンと一緒に赤ワインを飲みながら、よい年頃になっているカーリンに子供を作ることを薦めたそうだ。いらぬお世話だ、まったく。

 しかし、しばらくしたら、カーリンが妊娠したという。

 オーレの後にアイビン元校長がマイクをとり、オーレの話しが正確ではないと正した。飲んだのはワインではなくてウィスキーだったと。

 カーリンは、いろいろな意味でエグモントの「縁の下の力持ち」。オーレ校長は対外的業務で忙しく、どうしても不在気味。そして単刀直入な話し方に内部でも反発も受けやすい。

 それをうまくまとめてくれるのがカーリン。教員グループのほか、厨房、ホームヘルプ、事務、用務員、IT、教員アシスタントなど多くの職員の間を駆け回っている。ポールエリックとティーンエイジの娘が3人いる家族より、学校にいる時間の方がはるかに多いように感じられるほど。

 昨年は、オーレが前立腺なんとかの癌のために入院手術し、その休養期間は臨時校長の任も兼ねた。ここ数年、目に見えて減量している。傍で見ていて、いつストレスで倒れてもおかしくないと、ヒヤヒヤしている。
 
 そのカーリンに、今回、修学旅行で日本に同行してもらうことをお願いした。カーリンは10年前に日本人留学生を受け入れするときには批判的だったと、以前、本人が話してくれた。

 今では、すっかり日本びいきになってくれたカーリン。きっかけは、数年前の修学旅行で鹿児島・関西に一緒に行ったとき。そのときは、体調を崩してきつい旅行になってしまったが、その後、カーリンの女友達でテキスタイル・デザイナーのヘレさんと一緒に1週間ほど京都、金沢、東京を回っている。そのときは、OGのてるさんに大いにお世話になっている。特に白川郷が気に入ったとのこと。
 
 今回は、皆とは一足遅れでデンマークを出発し、高崎/東京で合流することになるが、高崎滞在中に群馬の温泉にぜひ連れて行ってあげたいと思っている。
 
 そして露天風呂につかりながら一緒にウィスキーでも飲もうかとひそかに企んでいる。もちろん旦那抜きだ。
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