ゆたかとエグモント

デンマーク エグモント教員片岡豊によるWEB日記
2006/06
24

パーソナルアシスタント制度(その2)



春コースも終わり、いつもよりは、若干、ひっそりとした校内。「若干」というのは、秋コースのために新しいヘルパーの採用のためにユーザーと面接があり、結構な数(3−40人ほど)が学校にいるから。お昼前に、合同の説明会があり、昼食後、2時からユーザーごとに分かれて面接。ぼくの担当のセダットは応募者から5名を書類選考。まず5名全員にたいして15分ほど合同説明があり、その後一人一人面接。セダットを支援するために、現在のヘルパー2名、脳性まひでユーザー会会長でエグモント教員のミカエルとそのヘルパー、そして僕の6人が面接相手。相手のヘルパー求職者は高校卒業したばかしの19歳から24歳ほどの若者たち。10分ほどの面接時間内で自分を売り込まねばならない。他方、セダットは短い時間のうちに、誰が自分のヘルパーとしてむいているかを判断しなければならない。
 パーソナルアシスタント制度の話をここで書くことにするとここに書いたら、早速、OBのゆうこがその続きを期待をしてくれているようだが、そう簡単にはいかない。制度だけのことなら、これまで書かれた情報がいろいろあるし、あるいは法律的な内容だけで終わってしまいそうだが、実際の問題は別なところにある。ちょっとした例をあげてみよう。今日の11時45分に始まったパーソナルアシスタント制度の簡単な紹介と、その後の面接、そしてその結果の検討、それが終わったのが夕方の6時。そしておまけに、セダットは一人もヘルパーが決まらず、7月30日に2回目の面接を行うことになった。今日の一日は一体なんだだったのだ、と愚痴の一つも言いたくなる。
 僕は、デンマークのパーソナルアシスタント制度は、スウェーデンやノルウェーなどの他の国の類似した制度と比較してユニークな存在であり、そしておおいに参考できるものだと確信している。パーソナル・アシスタント制度はいくつかの内容を含んでいるが、キーワードを一般にあげるとすると、自立/自律生活、ダイレクト・ペイメント、意義ある生活、などと絡んでくるように思われる。
この夏休みに、ゆっくりとこのあたりを検討してみたいと思う。
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