ゆたかとエグモント
デンマーク エグモント教員片岡豊によるWEB日記
2006/02
19
補助器具改造
現役生徒のプログに初出場のミホ。自己紹介があったところで、補足を。ミホは日常、外に出かけるとき使っている電動車椅子を日本においてきて、屋内で使っている軽量型の電動車椅子でこちらにきている。これがまた亀さんのようにノロノロ。クッションも布一枚だし、重心が後ろにかかりやすく、ちょっとの段差で車椅子ごと後ろにひっくり返ってしまう。出発前に、デンマークに来れば、こちらの電動車椅子を借りられるから、などど誰かに騙されて、すっかりその気になっていたらしい。エグモントに到着早々、「こちらの電動車椅子貸せ」ときた。言い方はもっと丁寧だったけれど、要求することは同じ事。障害がある人には補助器具が無料で貸与・支給される、というシステムはデンマーク人向けであって、短期滞在の外国人に補助器具を貸し出す仕組みがない。ミホは車椅子のほかに、トイレ・シャワーチェアー、リハビリ訓練用歩行器、リフトの吊具などいろいろなものが必要だが、デンマークの障害者には、必要な補助器具は、その人にあったものが公的機関から個人的に貸与・支給されるので、ミホのような場合は、どこに行ったら借りられるのかが分からない。幸い、エグモントに以前の生徒がおいていったものや、予備に持っているものがある。その中から、ミホが使えそうなものを見つけ出し、改良をして使うことにしている。シャワーチェア、リフトと吊具、机(用務員さんに足を切って低くしてもらった)などだ。その他、空の牛乳紙パックやタオルに包んだトイレットペーパーをクッション代わりにしたり、砂をビニール袋に入れて、車椅子の錘にするなど、ミホや支援者たちのアイデアものもある。そして、一昨日は、ついに大型電動車椅子までゲットした。型は古いが、がっちりしていて、リクライニングやシートの上下も可能。スピードも結構出そうだ。問題は、サイズ。なにしろデンマーク人のお尻がはいるサイズだから、とにかく大きい。ミホがバランスを取れるように、みほ、さつき、あや、みずえたちと一緒に、ああではない、こうではないと、いろいろ検討した挙句、肘と背を支えることのできるクッションが完成。あとはコントローラーを移動させればほぼ完璧(かな?)。でも、ミホのことだから、電動車椅子の次は、あれもほしい、これもほしい、って言ってくるだろうな。ああ、おとうさん、あたまいたいよー。
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